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zoom RSS 花ならば季来れば咲く

<<   作成日時 : 2017/03/11 18:41   >>

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六年前の今日、私たちは数人でボランテイアセンターの四階にいた。
そう、その日に犠牲となった1万5千人余りの人たちの七回忌に当たる。
市の防災無線のサイレンの音に手を合わせて、犠牲者のご冥福をお祈りした。


その時突然の大きな揺れ、館内放送が避難を促していたが、
壁の時計は2時何十分かを指しながら、左右に大きく揺れていた。
私は、机の下に潜って落ち着けと心に言い聞かせ乍様子を見ることにした。


会議室の重い大きな机は、ZZZZっと前に後に何十センチも動いた。
私が机の下にもぐったのは、これでで三回目である。
小学校三年の時、地震の避難訓練があって潜ったのがはじめてであった。
少し落ちついてから片手で、片腕を抑えながら、校庭へ行儀よく避難した。
その時、何十年前の小学校の先生の教えを、咄嗟に思い出したのであった。
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二度目は、学生時代。戦時中だったので一切報道されなかった。
津波の被害こそはなかったが、何百人もの犠牲者が出たのである。
多くの家が潰れていた。二階家は一階部分がぺしゃんこになることも知った。
火の見櫓は、ふと葱を折ったように真二つに折れ曲がっているのも見た。
轟音を立てて余震が来るのが怖くて、夜になるとテントの中で過ごす人たちもいた。
そんな手紙を書いても、すべて墨で塗りつぶされるような時代であった。
朝の挨拶をにこやかに交わした少女達が、夜には小さな柩となって帰ってきたのだった。
くらい灯火管制下の灯のもとでで、涙を流しながら手をあわせるよりなかった。
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私はというと、潰れた建物の下から間もなく救出された。
小学校の訓練通りに、とっさに身を寄せた馬木の隙間であった。







何年かたって、世の中が少し落ち着いた頃、私たちは、鎮魂の旅に出たのである。
慰霊碑に犠牲者の名前が刻まれている前に、ただ手を合わせ立ち尽くすのみであった。
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花ならば季節が来れば美しく咲く。併し犠牲になった人たちは帰ってこない。
銃弾ではないが、戦争の地震により犠牲になった少女たちのお話なのである。
その肉親たちは、どのようなつらい悲しい戦後を送ってきたのであろうか。
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人災であれ、天災であれまず命を大切にすること。どうしたら身を守れるか。
自分も人の命も同じである。子供の時から、確り教えておきたいことである。
それが、犠牲者へのせめてもの鎮魂になるのではないかとと思えるのだが。
犠牲者は出さないように考えてほしい…どんな悲しみももう御免である。





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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
亡くなられた方は本当にお気の毒。
今だに復興に時間がかかっていて、
避難所で生活されている方は大変ですね。
地震国日本では震災は避けられないですね。
いつ自分も命を落とすかと考えるとおっかないです。
カメさん
2017/03/12 13:16
カメさんコメント有りがとございました。
何時天災に見舞われるかわからない日本列島。
お互いの心構えも大切ですが、行政の支援や指導も
お願いしたいと思います、そして犠牲者に寄り添う心。
111の火山があると言う日本。地震も噴火も津波も
他人ごとではありません。私は、都会に住んでいる家族が
何より心配です。私はもう十分生きたたと思っていますから・・・
S子
2017/03/13 11:37
コメント遅くなってすみません。
S子さんも、大変な災害を経験されたのですね。
でも訓練通りに行動されて助かったとは、さすがS子さんです!
私の子供の頃も学校で避難訓練を必ずやっていましたが、大人になってからはほとんどやっていません。
市の広報には、緊急時の避難場所などを掲載していますが、あまり熱心に読まない自分を反省しなければ。

若くして亡くなられた方々のことを思うと、心が痛みますね。
カンツォーネ
2017/03/15 13:15
カンツォーネさん
コメント有難うございます。
カンツォーネさんも、避難訓練をされたんですか。
遠い昔の事なのですが、子供の時の教えって忘れないものですね。
その時は咄嗟に思い出して、逃げるより身を守ることにしました。
大勢の犠牲者が出たのは、天災でもありますが、人災だと思っています。
命などなんとも思っていないような時代でしたから・・・
そんな時代が来ないように、かけがえのない命を大切にすること。
天災は避けようがありませんが、その時どうしたらよいのか、
これからの子供たちにしっかり教えておいてほしいと思います。

犠牲者の親御さんたちの悲しみの一世も如何許りかと思います。

S子
2017/03/18 16:58
 何度も大きな地震に遭われたのですね。かなしい思い出もあったのですね。

 6年前にも大きな地震があり、各地で大きな被害がでました。これからもいつ来るか分かりませんので、備えておかないといけませんね。
なおさん
2017/03/19 20:19
なおさん
おはようございます。
天災はいつ来るかわかりませんよね。だから怖い!!
備えあれば何とかと言いますが、想像を超える災い。どんな形で来るのか知ることが出来ないから怖いですね。犠牲を最小限にとどめるよういろんな心構えが大切に思われますが。ともかく戦争と天災による多くの悲しみを目の前にしてきた私たち。戦争も天災ももう御免です。犠牲者のご冥福を祈るとともに、早く痛手から立ち直ってほしいと祈らずにはいられません。
S子
2017/03/20 11:34

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